試しにアニソンを聞いてみる。

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アイカツの音楽を聞いてみた感想 その7(MUSIC of DREAM!!!,森のひかりのピルエット,Message of a Rainbow,裸足のルネサンス等)

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 第6クール(第3期)OPのMUSIC of DREAMは管楽器を大胆に使ったこれまでにない荘厳な仕上がりの楽曲となりました。オケが盛り上がるタイミングでのサビのハモリのパート分けが特徴的で、細かく見ていくとカットインのような瞬間的なハモリが多くてかなり複雑なのですが、大雑把には、ローラ&真昼ちゃん→ゆめちゃん&あこちゃん→ローラ&真昼ちゃん?(筆者クラスの耳では正確に判別できませんがたぶんそうだと思います)→多人数→ゆめちゃん&あこちゃん→全員、という構図になっている、ような気がします。特にローラと真昼ちゃんという割合技術のある二人のハモリパートは非常に聞き映えしますねー。非常に勢いのある、とても素晴らしい楽曲だと思います。

 

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 同じく第3期目のEDである森のひかりのピルエットは、全体的にシンプルなリズム隊、上物にボーカルという非常に小綺麗に整った楽曲になりました。アリアちゃんとゆめちゃんという声質がやや似たところのある二人によるデュエットなんですが、筆者としては単純なエンジンの馬力ではゆめちゃんのほうに分があるかなという印象を受けます。アニメ中何度か聞く機会のあったアリアちゃんソロのピルエットはやや印象の薄い楽曲になってしまっているかなという気も……。簡単そうに聞こえて(実際メロディーにするだけなら簡単なんですが)華やかさを出すのにはやや難しいところのある楽曲なので、ED版は特徴的な声質を持つこの二人ならではの仕上がりということが出来るのではないでしょうか。

 

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 73話、79話などの挿入歌であるMessage of a Rainbowは非常に裏声の使われ方の特徴的な楽曲でした。73話はゆめちゃん単体、79話はゆめちゃんと小春ちゃんのデュエットでしたが、ななせさんの小春ちゃんが思ったより小春ちゃんでビックリさせられました。楽曲としての仕上がりでは個人的にはゆめちゃん単体の方が好きですかねえ。

 先に言及した通りこの楽曲の特徴的なところはかなり明確な裏声が多用されているところなのですが、とりあえずせなさんのゆめちゃんは割合地声と裏声の境目が明確なので、どんな箇所で裏声が使われているかで聞いていて迷うことは殆どないと思います。面白いのは、裏声が使われる前提での作編曲や歌詞の工夫が見られるところで、Cメロ?に相当する箇所での並んで「見」れたこと、の「み」のロングトーンや開幕のUh~という歌詞の「う」など、恐らく裏声を使いやすい母音の歌詞が選択的に選ばれているということが言えると思います。サビの裏声を派手に使う箇所でも裏声が力負けしないようにハモリが有効的に使われており、か細さを感じさせない仕上がりになっていることと思います。

 

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 騎咲レイの持ち歌である「裸足のルネサンス」は、一歩間違えばオーケストラルな雰囲気の楽曲になりそうな、非常に構成に規模感のある楽曲に仕上がっていることと思います。個人的にはソロよりも83話で流れたリリィとのデュエットの方が楽しんで聞けました。特にリリィの声が裏へ抜ける時目を閉じる仕草などは、実際の歌唱を意識しているようでとても印象的でした。

 りえさんの騎咲レイは歌の技術的には非常に安定したものがあると思います。ただ個人的にはななせさんのリリィやかなさんの真昼ちゃんの方が好みですかねー……非常にまとまりがよく全体を聞いて整合性の取れた音源に仕上がっていると思うのですが、他方でやや声を作るようなところがあるとも思います。まあ何にせよ、非常に歌唱の構想の分かりやすく聞きやすい音源に仕上げてくるキャラクターだなという印象を抱きました。

 

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 ツイッターでは「設定をよく理解している」等と非常に評判が良かったみたいですが、個人的に82話の守護このみさんの脚本にはやや懐疑的です。会話はよくキャッチボールと例えられますが、なんというかあの話の会話はキャッチボールというよりはワープに近い印象を覚え、全体的に非常にふわふわとして掴みどころがなかったなあと思います。山口宏さんのツイートを読むに今後も脚本を書く機会がありそうですが、そうした機会にはこれまで設定さん(という表現が正しいかどうかはわかりませんが)としてアイカツを裏から支えてきたノウハウを生かして脚本にまとめ上げてほしいなあと、上から目線で恐縮ですがそんなことを考えたりしました。

 他方で83話の待田堂子さん、84話の森江美咲さんの脚本は、とてもまとまりが有って見ていて安心できました。待田さんの脚本にはキャラのセリフに独特の言い回しが有ったり、森江さんの脚本には非常にキャラの内面に大胆に突っ込んだセリフが多用されていたりと個性的ながら、大きな破綻もなく、むしろとてもまとまりの良い話になっていたことと思います。

 アーケード版の情報を一切仕入れていない人間としては太陽のドレスが誰の手に渡るのかもまだ知らないのですが、一人のアイカツファンとして今後ますます8人+あこちゃんのアイカツが輝いて行くようにと切に願っています。