試しにアニソンを聞いてみる。

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謎の音ゲー「レジェンヌ」について思う事 その9/『Belle Etolle』について

 あけましておめでとうございます。この楽曲は地味に記事にしそびれていたのでいつ来るかなと思っていたのですが、新年早々再演が決定ということで、この楽曲で一つ記事を書かせていただこうかなと思います。よろしくどうぞ。

 

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・北咲彪凛

 今出揃っている中であやりんの一番いいところが出ているのは恐らくこの楽曲なのではないかなと思います。とても艶のある美しい声にメロディーラインが彩られ、ストリングや木管など(打ち込みだとは思いますが)柔らかな響きのある楽器により構成されたテンポのなだらかなこの楽曲にそれがとてもよく合致しています。本科生の中ではやや安定性にかけるきらいがあるものの、その割には大きな破綻は見受けられず、寧ろ曲の節々が生き生きとしてさえいるように聞こえます。豊かな声質から自然と生まれてくる緩急によって楽曲の構成もストンと頭の中に入ってきて、この楽曲のキャスト8名の歌唱の中では個人的に一番のお気に入りです。

・建神百

 他の歌い手さんにはないような安定感が有り、特にサビに入るまでが、豊かな声質と技術力に裏打ちされた、まるで童謡のように包み込むような表現力豊かな仕上がりになっていると感じます。サビも丁寧に仕上げてあり、AメロBメロに比べてインパクトで劣るという事のない非常によく出来た楽曲になっていると思いました。

 また、最後の「ベル・エトワール」という歌詞のファルセットが一番様になっているのはこの歌い手さんなのではないでしょうか。

・紗曲なな瀬

 この人の歌唱はやはりミックス気味の柔らかい声の使われ方に焦点が合わさった歌になっているのではないかと思います。ファルセットと地の声のグラデーションが細かいところで非常に綺麗に歌い分けられており、主にそこから来る緩急と、技術力に裏打ちされた安定感、そしてそれらから来る歌唱全体を通して聞いた際の一貫性が非常に魅力的な歌に仕上がっているのではないかと思います。

 最初に聞いていて感じたのが、サビの入りの「踏み出して/ベル・エトワール」の滑舌がやや窮屈であることなのですが、「ベル・エトワール」という歌詞の入りで一旦滑舌を切ってタメを作ることによって、そこまで大きな違和感を与えない出来になっていることと思います。

・狛守和音

 どちらかと言うと発声の力で歌にするというよりは小技で歌に仕上げていくタイプの歌い手さんなので、そういう余地の少ないこの楽曲は少し辛いものがあるのではないかなと思います。せめてキーがもう少し高ければ、十二分に良い音源になったのではないかなと思うのですが……シャングリラやReason to beを聞いていて、和音とはつ飛ちゃんはこの面子の中で、楽曲の中で各々にとって一番いい音程が中々使えなくて苦労するケースがここまでとても多かったのではないかと今までの楽曲を振り返りながら感じました。

・蜜目凪緒

 少々荒削りですが、豊かな声質と力強い発声を武器にした非常にいい仕上がりになっていると感じます。特にAメロBメロサビを通して、抑揚の付けられ方が聞いていてとても聞き心地が良かったです。

 Bメロからファルセットが入ってきて(このメンバーの中では珍しく喚声点が明確な歌唱をするのもあって、)そこが少し全体の頭を押さえているかなと言う気もしたのですが、サビの一瞬だけ使われる裏声には大きな違和感はなく、また地の声の箇所は一貫してとても表現性豊かな様になった歌唱になっていることと思います。

・黒憧ましろ

 熱唱をする歌い手さんなのですが、その割に(?)毎度のことながら殆ど乱れというものを感じさせない非常に安定感のある歌唱に仕上がっています。技術的な余裕が奥行きのある歌唱を可能にしているのですが、特に余裕のある箇所で全体的に音程を下から支えるような(しゃくるような?)音のとり方をしているのが特徴かと思います。そしてそれによる艶っぽい歌唱が曲を聞く上での何よりの魅力になっているのかなと思います。予科生の中ではやはり技術的に一つ抜き出たものがありそうな歌唱になっているのではないでしょうか。

・布袋はつ飛

 少し甘さのある発声を伴った歌唱です。毎度のことながら大きな破綻もなく無難な仕上がりになっていると感じます。ただ、恐らくキーがもう少し高ければもっといい声が聞けることと思うのですが……Reason to beでは中々キレのある歌唱を披露していただけに色々と思うところがないわけではないです。

・幻芭ゆら

 8人の中で楽曲の構成が聞いていて最も分かりやすいです。楽曲に登場する殆どの音がきれいに揃っていて、Bメロの中の聞かせどころのファルセットも中々上手くコントロールされており、思わず聞き入ってしまうような高い完成度を持った、とても簡明で必要十分な歌唱だと思いました。正しく「小さく完璧な世界」とでも言うような、素晴らしく整った出来です。個人的には予科生の中では彼女の歌唱がいちばん「好み」に近いかなと思いました。

 

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 (リズムもシンプルなだけあって非常にスコアがとりやすいですね。人によっては難なくパフェが取れている人もいるのではないでしょうか)

  この楽曲は今までこのゲームに登場した楽曲の中でもかなり歌唱が容易な部類に入ると思うのですが、シンプルさ故の難しさみたいなものがあるのも歌の一つの側面なんですね。特にレコーディングされた音楽では如実にそれが現れることと思います。そのあたりの、歌にする上でのテクニック的な部分を聞くことが出来るとても聞き応えのあるいい楽曲なのではないでしょうか。少し中途半端ですが(書き足りないことや考証不足な点がいくつもあるので、後でこっそり更新するかもしれないです)、それでは今回はこんなところで。

 

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日記:紅白歌合戦2017を振り返って

 今年の紅白は非常に無難な立ち上がりを見せました。毎度斜に構えたことが格好いいと思っている人々からは録音だと陰口をたたかれるほどの揃い方をするジャニーズ(僕も実態はよく知りませんが、他グループのソロパートを聞くに、多分生だと思います)と、非常にフォーマル寄りで美しい歌唱を見せたLittle Glee Monsterから始まって、演歌界の貴公子(らしい)山内恵介。E-girlsとSHISHAMOで少し生らしさが出てようやく紅白だなあという感じがしたんですけれども、その後も無難オブ無難な歌唱が続いて、去年同様、本当にこれはあの紅白なのか? あのNHKホールなのか? という疑問を抱かせるほどでした。

 

 初登場の丘みどりは一番のAメロこそ非常に細かい乱れなのかアレンジなのか分からない箇所が散見されましたが、全体を通して聴くと素晴らしいと言わざるを得ない出来だったように思います。特に発声が良いです。去年確か比較的まともな歌を歌っていたsexyzoneはソロパートがちょっとあれでしたけど、あれは歌が地味に聞こえて少し難しかったですからねー。しょうがないですね。

 SEKAI NO OWARIは最後に聞いたのが数年前とかだったのですが、あの包み込むような発声が随分と安定感を帯びていて驚かされました。随分と久しぶり(2005年ぶりらしいです)の登場となった倉木麻衣は本当に無難な歌を披露していました。

 初出場同士の組み合わせとなったTWICEと三浦大知は共に非常に安定感のあり嘘臭さのない仕上がりだったと思います。ただどこが録音パートでどこが歌唱パートなのか少しわかりづらかったですね。同じく初登場だったWANIMAも、正直どんな歌が来ても可笑しくないと思っていたのですが、聞いてみると非常に面白いところのある歌を綺麗に上手に歌っていたのでびっくりでした。

 歌唱面で飛びぬけていたのは島津亜矢ですかねー。かの有名なThe Rose(some say love~の曲です)をカヴァーしたということだったんですが、ジャンルの枠を超えた(というか演歌要素あったのでしょうか?)素晴らしい歌唱だったと思います。インパクト的には郷ひろみですかねー……踊りのことは一ミリも分からないんですが、登美丘高校の皆さんは本当に見事でした。

 西野カナは相変わらず地味ながらかなり難しい歌を歌っていましたね。あの女子高生みたいなファルセット、僕は嫌いではないです。

 他の歌手は良い方にも悪い方にも大体想像通りでしたかねー……。本当はガキ使を見たかったんだけど折角記事にするなら早い方がいいということで……まあそんなこんなで、相変わらずソース不明の得体のしれない内容のブログですけれど、これを読んでくださっている方に幸せな新年がありますように。少々唐突ですが、今年もよろしくお願いいたします。